引き続き本の紹介をします。
うさぎのみみはなぜながい
北川民次 ぶんえ 福音館書店 1200円+税
メキシコの民話です。生きていくことの厳しさと意味を
感じさせてくれます。何度読んでも読み応えのある骨太で
メッセージの大きさを感じる絵本です。
そらにかえれたおひさま
ミラー・キンズバーグ ぶん アリス館 1200円+税
スロバニア地方の民話をもとにした絵本です。
雲に隠れて出てこないお日様を、探しに行くひよこたちの
お話です。その明るさと屈託のなさに、読んでいて幸せな
気持になります。探しに行く道中でも、ひよこたちはその
旅を十分に伸び伸びと楽しんでいます。
トルストイの民話
トルストイ 作 福音館書店 2300円+税
宗教性を感じる17の物語が収められています。どの話も骨太く、
話の力に引き込まれます。読後、真実とは何か、人間にとって
何が大切かを、直球で投げられたような気がしました。
大人よりも神の存在をもっと素直に感じることができる子ども
時代にぜひ読んでもらいたい本です。
日本昔話百選
稲田浩二・稲田和子 編著 三省堂 1700円+税
手元に置かれお子さんが欲する時に繰り返し読んであげてほしい
一冊です。簡潔で味わい深い昔話は、心地よい余韻として残り、
発酵され生きていく力へとなります。
方言が少し残されている語り口に、その土地の空気が伝わって
きます
耳で聴く昔話の醍醐味を子どもたちに味わってほしいです。
子どもの本や
福岡市南区長丘丁目7-24
092-552-1651
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