2015年11月1日日曜日

おばけリンゴ

絵もお話も枠にはまらない自由さにあふれています。その自由さを楽しんでいる作者を感じます。
一見すると、絵は稚拙ですし、竜退治で竜がリンゴを食べ窒息死するなど場当たり的なように見えますが、何度読んでもおもしろく思えるのは、それ以上のものが中心にあるからでしょう。縛られたくない枠に入りたくないという,自由を求める心があるからなのではと思います。
何も考えず思い切り楽しんでください。それが作者の望むところなのではと思います。

 ヤーノシュ    さく      やがわすみこ  やく
                                                                                                   福音館 書店        本体1200円+税

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